今月の寺崎歯科医院

秋になると、待合室に「清水崑」の長崎行事「おくんち」の絵を毎年飾っています。

清水崑さんは長崎出身で、今年は没後50年の年になるそうで、長崎市内では催し物があるそうです。

寺崎歯科医院の待合室にあるハロウィンイメージの生け花の写真。

ハロウイーンをイメージしてアレンジを飾ってみました。

 

いい唾液の日

こんにちは。今年は日本各地で季節外れの暑い日が続きましたが、ようやく秋めいてきました。気づいてみれば今年もあと2か月。これからどんどん寒くなってきますので、風邪などひかぬよう、ご自愛ください。

今回は、11月28日いい唾液の日にちなんで、「唾液」について取り上げたいと思います。
唾液は安静時には毎分0.3~0.4ml、刺激時は毎分1~2mlほど、1日に約1,000~1,500ml出ています。

まず、唾液にはこのような役割があります。

・お口の中の食べかすなどを洗い流す自浄作用
・食べ物の味を感じる味覚作用
・食べ物の消化を助ける消化作用
・お口の中に存在する菌や侵入してきた菌の増加を抑える抗菌作用
・むし歯のリスクを減らす再石灰化作用
・お口の中の粘膜を守る・修復する
・食べ物を飲み込みやすくする 
・しゃべりやすくする(舌の動きを円滑にする) 

このように、むし歯や歯周病の予防、食事をおいしく・摂りやすくする、お口を滑らかに動かす、病気から身体を守るなど、実にさまざまな役割があることがわかります。

 

唾液には、サラサラなものとネバネバなものがありますが、これにもそれぞれの役割があります。

サラサラ:耳下腺から分泌され、でんぷんを消化するアミラーゼが多く含まれる。食べ物を飲み込みやすくし、お口の中のpHを中和する。
ネバネバ:舌下腺から分泌され、糖タンパクの一種であるムチンが多く含まれ、お口の中の粘膜の保護・保湿、細菌をからめとり、体内への侵入を防ぐ。

よくネバネバの唾液は良くない、言われます。サラサラはリラックスしている時、ネバネバは緊張している時やストレスを感じている時に出やすいためにそう思われがちですが、ネバネバにも大切な役割がありますので、両方バランスよく出ていることが大切になります。

よく噛んで食べ、たくさんおしゃべりをして口を動かして楽しく過ごし、唾液をたくさん出すように心がけましょう